一般社団法人宝塚青年会議所

2020年度 理事長所信

 

 

 

 

 

 

 

 

 

第55代理事長 下 井 伸 英 

基本理念『継往開来~次世代へ繋ぐ架け橋となれ~

はじめに

「新しい日本の再建は我々青年の仕事である」という覚悟を持って、「修練・奉仕・友情」の三信条のもと、地域社会や様々な分野において青年としての正義感、理想、情熱を捧げ積極的に関わり、昭和、平成、令和と時代が変わり表現が異なっても創始の精神が変わらない団体として先輩諸兄から受け継がれてきました。一般社団法人宝塚青年会議所は2020年、創立55周年を迎えます。先輩諸兄が築き上げ、発展させてこられたからこそ今の私たち現役会員が活動・運動を発信できるのです。改めて崇敬と感謝の意を表すとともに私たちはさらに発展させ次世代に引き継いでいかなければなりません。また、次世代へ引き継いでいくためにも、時代の変化を機敏に捉え創始の精神を忘れることのない、「明るい豊かな社会」の実現を理念とする我々青年会議所が、人とひと、人と地域を繋ぐ架け橋であるべきと考えます。だからこそ、時代の変化と共に多様化する価値観や思想を否定するのではなく、昇華させなければならないと感じます。これからの未来を見据えた時、今以上に「主体性」が求められる社会になっていくと考えます。ある意味、自立的で成熟し自らの幸せの追求に率直であると言えます。率直に幸せを追い求める社会だからこそ、地域社会への意識や他人の幸せを考え貢献することのできる人財を求める行動が必要です。それは即ち会員拡大であり、私は会員拡大こそが「明るい豊かな社会」の実現に繋がると考えます。

本年度の基本理念として掲げました「継往開来」は、先人の事業を受け継ぎ、発展させながら未来を切り拓くことを意味しています。創立55周年を迎えるにあたり改めて先輩諸兄の想いを引き継ぎつつ、私たちの世代で更に発展させていきます。昨年度の基本理念「勇往邁進」の精神を受け継ぎ、人とひと、人と地域社会との繋がりの中、家庭や職場、これからの次世代に向けて、まちのため、ひとのため、なかまのため、「継往」し青年会議所活動・運動を継続、発展させ「開来」していく所存でございます。

 

宝塚青年会議所の目指すところ 

 青年会議所の運動の共通の場は地域社会であり、会員一人ひとりが地域社会の一員であることを自覚し、自分たちの社会は「自分たちがつくる」という自覚を持って活動することが大切であると私は考えます。宝塚のまち、ひとを考え、想い、行動する時、「受動的ではなく、能動的につくる」ことを率先し、実践することにより、私たちの愛する宝塚にとって、なくてはならない存在でなければなりません。

 また、私たちの愛する宝塚を想う時、頻発する自然災害は私たちの宝塚にとって脅威であります。防災・減災・災害に強いまちづくりについて、市民・行政・他団体と協働することは私たちに課せられた使命であると考えます。宝塚青年会議所・宝塚市・宝塚社会福祉協議会の三者間で締結した「災害時のボランティア活動支援に関する協定」を基に、災害時だけでは無く、常日頃から災害に対する意識を若年層である我々から発信することで、宝塚のまちに、ひとに防災・減災などの意識向上を促していきます。

時代は刻々と変化し続けます。私たちの運動は終わることがありません。創立55周年という節目を機に自分たちの使命を改めて考え「継往開来」の精神の基、魅力ある宝塚、郷土愛溢れる宝塚、人財豊かな宝塚、そして地域社会から信頼され続ける宝塚青年会議所を目指していく所存でございます。

次世代へ繋ぐまちづくり

 青年会議所運動の根底は、まちづくり運動であると私は考えます。まちは生活の基盤であり、私たち自身、家族、仕事に密接な関係があります。私たち自身の幸せは、地域社会が幸せでなければ成り立たないのです。しかし、私たちの宝塚は全国的に知名度の高い魅力あるまちですが、近隣都市のベッドタウンとして発展してきた経緯もあり、人とひと、人と地域の関係性が希薄な傾向にあります。このままではまちに無関心になり、まちの魅力や活力が衰退すれば地域社会の幸せは成り立ちません。だからこそ、まちづくりには市民・行政・他団体と協働することが大切であり、我々青年会議所会員はその先頭に立ち、率先して行動するべきです。

 また、これからの地域社会の幸せを考えたとき、災害に強いまちであることや、まちの活性化は必要不可欠であります。

災害に強いまちづくりに関しては、常日頃からJAYCEEとして災害とどのように向き合い、率先して行動するためには何が必要か考えることが重要です。その取り組みとして、宝塚青年会議所と行政・他団体が、情報共有など通して連携を密とし、災害に強いまちづくりのため、共に取り組むことを目指していきます。

まちの活性化に関しましては、時代が移り変わる中で、人とひと、人と地域の繋がりが希薄化し郷土愛が無くなれば、地域の活力は衰退していくでしょう。そうならないためにも我々青年会議所会員は地域の活力向上のため、人とひと、人と地域を繋ぐ架け橋にならねばなりません。本年度も新旧市民の交流の場として先輩諸兄が築き上げた宝塚まつりの伝統を引き継ぐ、市内最大の祭りである宝塚サマーフェスタにて運動発信することを柱とし、市民・行政・他団体と協働するまちづくりを実践して参ります。

 

次世代へ繋ぐひとづくり

 明るい豊かな社会の実現を目指す我々にとって、指導力開発や人間力開発は必要不可欠であり、驚くほど早く進む多種多様化の時代にこそ、激動の変化にも対応でき正しい考え方を身につけたリーダーが必要であると私は考えます。互いに切磋琢磨し合い、尊敬し、助け合いや思いやりの心を持った、魅力ある会員を育成することや資質向上が大切であり、修練を経て育てられたリーダーは地域社会にとって、なくてはならない人財になるでしょう。

また人財を育てると同時に、次世代を担う青少年の健全育成にも取り組まなければなりません。困難を協力し合い乗り越える協調性や、人として大切な思いやりの心を育み、青少年と会員にとって学びの場となる青少年育成事業の開催に向け尽力して参ります。

私たち会員同士が切磋琢磨して成長していくのと同じように、子供たちが切磋琢磨し合い、成長できる機会を提供し、子供たちと真摯に向き合うことによって、さらなる会員の成長に繋げることができると確信しております。

本年度も指導力開発や人間力開発を通して会員同士さらに資質向上を目指し、次世代へ架け橋となるひとづくりを実践して参ります。

 

次世代へ繋ぐ組織づくり

 私たちが目標や目的を持って運動を発信する時、盤石の構えで臨むべきであると私は考えます。私たちが今何をすべきか、いかに行動すべきかを共通認識として捉えない限り、単なる烏合の衆となってしまいます。そうならないためにも、青年会議所は組織化され地域社会から信頼される団体であるべきです。まずは、組織の基盤整備に向けてルールを再認識し、再整備し、共通認識として周知徹底していきます。

私たちは青年会議所の名が示すとおり会議体で組織を運営しております。会議の円滑な運営に努めることは必須事項であり、円滑な会議は、より良い青年会議所活動・運動に繋がり、より充実したものとして地域社会に向けて発信することができるでしょう。

私たちが組織として在り続け、さらに充実した組織となるためにも、会員同士の結束力を固めることや発信力を高めることも忘れてはなりません。結束力は絆をより深め、溢れ出す絆はまちへ、ひとへ伝播し、発信力を高めることによって私たちの活動・運動はより魅力的にまちへ、人に伝播していくことでしょう。私たちは忙しい日々の中で活動・運動展開していますが、自分たちの使命を改めて考え、行動し、困難を恐れることなく、日々精進し一歩ずつ着実に進んでゆけば、より良い宝塚が実現し、創始の精神を次世代へ繋いでいけると私は確信しております。

本年度も私たちが一枚岩となり、困難を恐れず直向きに、まっすぐと勇んで前進できる組織づくりを目指して参ります。

 

最後に

 私たちは本年度もまちづくり、ひとづくり、組織づくりを強化し青年会議所活動・運動に邁進して参ります。近年、宝塚青年会議所は魅力ある会員、志しの高い会員によって少数精鋭の10数名で活動しています。しかし、より運動を発信していくために、一人より二人。二人より三人。と同志を集めることは至上命題であり、会員全員が一丸となり取り組まなければならないことは新たな同志を増やすことです。会員拡大を怠ればやがて会員は減少し、私たちの活動・運動の意義を発信することができなくなり、地域社会から消えていくことになるでしょう。その反面、新たな同志が増え、想いを共有し、発信力が強まることによって私たちの理念である「明るい豊かな社会」の実現に近づくことができます。まずは、私たちの活動・運動の意義、目標や目的、必要性を全員で再認識し、危機感をもって会員拡大を、会員全員で取り組んで参ります。

 宝塚青年会議所には魅力ある会員、志しの高い会員が在籍していることは私にとって誇りであります。魅力ある宝塚、郷土愛溢れる宝塚、人財豊かな宝塚、そして地域社会から信頼される宝塚青年会議所を目指し、一致団結して「継往」し、次世代へ繋ぐ架け橋となるよう「開来」していく所存でございます。